環境問題に関する絵本5選
ゴミにすむ魚たち
2011年発行の本で、今から約10年前の海底の写真です。目で見て感じとる事ができる本です。
この時から10年経った現在の海は・・・どれくらい悲惨な状況なのでしょうか。
もし、きみが空き缶を海にすてたら、それは目には見えなくなるけれど、けっして消えてしまったわけじゃない。
海岸から少し海にもぐれば、空き缶・空きビン・車のタイヤなど、人間のすてたゴミが点々としています。
その中で、たくましく生きる生き物の姿があります。環境のことをむずかしく考える前に、まずはこの本を開いてぼくの写真をみてください。
本文より引用 著者:水中カメラマンの大塚幸彦さんより
生ごみからエネルギーをつくろう!
生ごみから様々なエネルギーがつくれることが分かる本です。
この本を読むまで、これほどまでに無駄なくエネルギーに変えていける流れがあるとは、まったく知りませんでした。
→生ごみがでる
→生ごみでメタンガスをつくる
→できたガスで料理する
→ガスをつくる際に出た液体(消化液)で野菜を育てる
→野菜を収穫して食べる
→生ごみがでる
江戸のくらしから学ぶ もったいない ゴミを減らす知恵
江戸時代の生活から学べる事がこんなにもある!と発見がある本です。
今のようなスーパーはなく、冷蔵庫もないので、アサリ売り・海苔売り・塩売り・麦飯売り・かりんとう売り・ゆで卵売り・豆腐売り・魚屋・八百屋・醤油売りなど、〇〇売りが売り歩いて必要な時に必要なだけを買っていました。
~江戸時代の修理屋さんの仕事~
●瀬戸物焼接ぎ・・・割れたり欠けたりした皿や茶わんを修理
●下駄の歯直し・・・へってしまった下駄の歯を入れ替えたり鼻緒を交換
●眼鏡売り・・・眼鏡を売ったり修理
●鋳掛屋(いかけや)・・・壊れた鍋や釜の修理
●箍直し(たがなおし)・・・板を組み合わせてつくった桶や樽が分解しないよう締め付けた竹を交換して修理
江戸のゆったりスローライフ
江戸時代シリーズ。江戸の生活は本当にエコでした。江戸時代の着るものは天然素材で手作り。
竹、紙、木でキッチン周りの物(ざる・しゃもじ・おけ)や、くぎを使わず家具を作っていました。
洗剤・シャンプー・歯磨き粉も天然100%だった!
ごみはいかせる へらせる!
ゴミがどこからやってきてどうなっていくかが分かる本です。
ドイツでは教科書も学校から貸し出されてやがて返却されます。
日本の義務教育ではどうでしょうか。ほとんど使われずキレイな状態の教科書を紙ごみとして出すことがあります。
リサイクルはよいことですが、そこにかかるエネルギーやCO2は排出されるため、出来るだけ長く使える方がいいはずです。
今すぐに始める10の事
- 食べ物をたいせつに 食べ残しを減らす
- 容器包装を選び簡易的なものを選ぶ(包装を持ち歩く)
- リサイクルできるもの・できないものを知る
- 容器は何度も詰め替えて使う
- 本当に欲しいものだけを買う
- 本当に使わないものだけを捨てる
- リサイクルショップにいってみる
- エコラベルの見方を知る
- みんなでものを共有する
- 紙・衣類・ペットボトルがどうリサイクルされるか知る
最後に
子供向けの本ですが、どれも勉強になることばかりでした。環境問題は一人では絶対に解決できない壮大な世界的な社会問題です。
完璧ではなくても今すぐに出来ること・自分でも取り入れられることを探し、少しでも良い未来を次の世代に残せるといいですね♪
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