離婚に弁護士は必要?
●離婚する理由は本当に人それぞれ。夫婦の数だけ理由がありますよね。筆者ケースはモラハラでした。仕事、家事、育児、夫からの攻撃と、心身ともに追い詰めらていました。もう本当に限界…そんな時に『モラハラ専門の弁護士』を紹介されました。弁護士を紹介された場所は少し特殊かもしれませんが、悩んでいる方は参考までに→【体験談】モラハラ 子連れ離婚 別居前の準備10選
●ココナラの【法律相談Q&A】に、悩んでいる方が弁護士に質問した内容が無料で公開されています。ココナラ
依頼してよかった5つのポイント
- 弁護士は強力な盾となる!
- 調停や裁判で不利になりにくい
- 豊富な知識で面会交流もスムーズ
- 財産分与や資料管理、全てお任せ
- 全力でサポートしてくれる
強い味方である弁護士
●夜逃げ同然で子連れ別居した当初、相手から脅しの連絡が何度もありましたが弁護士が対応してくれました。弁護士に依頼した時点で、相手から連絡があっても回答しなくてよい(離婚成立まで不利にならないよう、基本直接やりとりNGでした)弁護士は“強力な盾”となりあなたを守ってくれます。
●筆者ケースは、離婚成立までに約4年かかり、何度も「脅しメール」や「泣きメール」など煽りがありました。そんな時でも自分で対応することなく全て弁護士が間に入ってくれたので安心して新生活と子育てに専念できました。
調停、裁判で不利になりにくい
●離婚調停や裁判も“人間”が行うため、それぞれの立場や状況によって結果に違いが出てくるものだと知りました。「弁護士に依頼してるなら不利にならなくて当然!」そう思かもしれませんが、実際にはベテラン弁護士にしか分からない暗黙のルール?のようなものがたくさんありました。
●特に調停は、争点が長引くと説得しやすい方の説得にかかる。それは、調停委員の仕事は出来るだけ紛争を早期解決させる責務があるからだそうです。弁護士がいても何度こちらが不利なりそうになったことか…。一人だったら不利な条件でも「YES」と言ってしまっていたかもしれません。そんなピンチでも弁護士の助言によって助けられます。
●外では誠実人間のモラハラ夫。調停委員の印象も良く、こちらの言い分がどこまで通るか難しい場面もありました。そんな時も弁護士は不利にならないように考えてくれます。
安心して面会交流を実現
●モラハラ(DV)理由の面会交流は、取り決めがとても難しいです。筆者ケースは親権でも争っていて、調停で面会交流について話し合いました。当時子供(5歳)は、訳も分からず突然父親と引き離されたため、父親に会いたがっていました。筆者自身、子供と父親のコミュニケーションはある程度は必要と考えていましたが、どうやって進めるかを悩んでいました。そんな時に弁護士から提案されたFPIC(エフピック)を利用することで解決しました。
FPIC(エフピック)とは・・・家庭紛争の調整や非行少年の指導に長年携わってきた元家庭裁判所調査官たちが、その豊富な経験と人間関係の専門知識,技法を広く活用し、 健全な家庭生活の実現に貢献することを目的として設立された公益法人です。
http://www1.odn.ne.jp/fpic/gyoumu_1.htm 家庭問題情報センターFPIC(エフピック)HPより引用
●FPICの元家庭裁判所調査官に同行してもらい、子供と父親の面会交流を行っていきました。(FPICは費用が発生します。その費用はどのように負担するかも調停で話し合います)
●モラハラ(DV)理由の離婚調停では、面会交流が出来るかどうかを弁護士、調停委員、調査官(子供の臨床心理士)立ち合いのもと、お試し面会のようなものが裁判所内で行われます。面会することで子供の心に悪影響がないと判断された場合は面会交流が行われます。酷いDV・子供が怯えている・望んでいない場合は考慮されますので安心してください。
●幼い子供は自分の意見がはっきり言えなかったり、一緒に暮らしている親の顔色を伺ったりすることもあるようです。子供の気持ちを最優先に日頃からコミュニケーションを欠かさず、その時に出来る「子供にとっての最善」を考えていけるといいですね。
書類管理もお任せ
●書類管理は雑用に思いがちですが、財産整理のための大事な作業です。財産分与はお互いの財産を証明する書類をそれぞれ提出し、それを半分に分けます。夫名義の不動産なども対象です。財産分与は双方の資料が集まらず、整理に物凄く時間がかかります。弁護士は全て管理し計算もしてくれます。財産分与は詳細がよく分からないと、相手の主張のまま進んでしまいます。弁護士に依頼されない方は、夫の財産を全て把握しその証明を出すよう訴えなければなりません。
全力でサポート
●今回はじめて「弁護士」という職業の方と関わりましたが、知識と経験豊富なモラハラ離婚専門のベテラン弁護士で、短時間でこちらの意図をすぐに理解しサポートしてくれる、本当に頼りになる先生でした。
●調停委員に質問されると、回答に迷うことや、時には譲歩する事も必要になります。譲歩する際の交渉も、弁護士は常に不利にならないようにサポートしてくれます。一人だったら…心が折れてもっとたくさんの事を諦めて後悔していたかもしれません。
最後に
筆者ケース(お相手が最強モラハラさんだった場合)は、弁護士の力なくして解決できなかったと思います。(離婚成立後に夫側の女性弁護士と少しお話ししましたが、仕事とはいえ彼女もまた大変そうでした)
弁護士に依頼すると費用は発生します。金銭的に余裕はなくても、法テラスを利用すると弁護士費用は分割できます。離婚成立時に財産分与の中から弁護士費用は精算されます。
贅沢はできませんが、好きなように生きられる、子供にも好きな事をさせてあげられる、そんな環境はささやかですがとっても幸せです。
もしも今、どうにもならない夫婦の問題で悩んでいるなら、行動をしながら準備をしていくことをおすすめします。あなたとお子さんが心身ともに健やかに、安心して楽しい人生を送れるよう応援しています!
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